末人の物語

目覚ましのスヌーズ機能は使わない


スヌーズ機能は、保険がかかって安心という良い面がありますが、それによって起床をさまたげている場合があるので

朝起きるのが面倒、すっきり起きられないという人はスヌーズなしの生活を試してみてください。

最初は怖いと思いますが慣れてきます。

スヌーズを使わずに起きるには

アラームは1対1の対応にする

アラームの音と行動はセットにしないといけません。

  • アラーム→次のスヌーズまでのあと10分寝ていい
  • アラーム→起きないといけない

は共存できません。

次善策として、目覚ましのアラーム音を他のアラーム音と同じにしない。もう少し寝ていいときのアラームと絶対起きないといけないアラームを別にする。 という手もあります。

夢を楽しむとかであれば有効な手立てですが、起きないといけないアラームは一回しかないことには変わりがないので、意味はないです。

手間が増えると行動が遠のく

習慣化テクニックの一つに、やりたい行動は手間を少なく、やめたい行動は手間を多くかかるようにするという方法があります。

アラームを2,3回止めるのと、アラームを1回止めるのでは手間が2倍になります。

その程度と思われるかもしれませんが、朝弱い人にとっての朝の一工程は、ささいなものでも大きな負荷になっていることに気づけると思います。

起きるという行動をやめたい習慣に近づける努力をしていることになります。

目覚ましは小さな音で長く

目覚ましが一回しかならないときの可能性として、深く眠っているときにアラームがなってしまい気付かないというリスクがあります。

その対策には目覚ましは小さな音で長く鳴るタイプがいいと思います

人間は脳が眠っているときは音の刺激が届きにくく、脳が起きているときは音の刺激が届きやすくなっています。

小さな音でもレム睡眠時には聞き取れますし、ノンレム睡眠のときは大きな音でも聞き取れない状態です。

睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠がありますが、朝方はレム睡眠とノンレム睡眠の入れ替わりがはやくなっています。

そして、レム睡眠のときに起こされると、気持ちよく自然に起きることができます。

小さな音だと、レム睡眠時にしか聞き取れないので、必ずレム睡眠時に起きることができます。

しかし、アラームが短いとノンレム睡眠時に鳴ってしまって、聞き逃してしまう可能性があるので、ノンレム睡眠時にアラームが鳴ったとしても、次のレム睡眠がくるまでの間、鳴り続いてくれるアラームがよいのです。

睡眠時間を確保する

シンプルですが、一番効果の高い方法が睡眠時間を確保することです。

睡眠時間が足りていれば、アラームはなくても起きることができます。

もし、目覚ましアラームがないと起きられないというならば、根本的に睡眠時間が足りていない場合が多いです。

睡眠時間だけでなく、睡眠の質も関係してくるので、睡眠改善を取り組んでみてください。

時間の錯覚は起きない

スヌーズと直接関係ありませんが、時計の針を少し進めておくという小細工についても話しておきます。

結論をいうと、これも効果がないです。

毎日時計をすすめたことを忘れてしまうという人には効果があると思いますが、そうでない人は普通に計算します。

えーと、この時計は五分すすんでいるから、あと五分寝ていられるなと

まだ余裕があると判断するので効果は薄いというだけなら意味ないねで終わるのですが、五分進んでることを思い出す作業、そして五分引き算する作業が脳で起こってしまっているので、頭を働かせてしまっています。

「頭が働いたほうが起きやすくなるんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、起きるという毎日の行動は無意識に起こる必要があります。

昨日は計算できたけど、今日は計算するのもめんどくさくて寝てしまったとなってしまっては毎日朝の度に、起きるか起きないかのギャンブルをしているといえます。

無意識にできるようになるために、仕組みはシンプルにしておくべきです。

まとめ

アラーム音と行動は1対1で対応させる。起きるための手間を減らすほど、起きやすくなる。

アラームに限らず刺激と反応は一対一の対応にしておかないと脳が混乱してしまい、行動につながらない 

アラームで時間管理をしている人は、作業が終わって休むタイミングのアラームと今から作業を開始するぞのタイミングのアラームは別のものにしてください。



睡眠がしっかり取れていれば、目覚ましがなる前に起きることができるようになるので、目覚ましがないと起きれないという人は睡眠改善から取り掛かったほうがいいかもです。