末人の物語

「若者が恋愛に興味がなくなった」は偏向報道かもしれない

若者が恋愛に興味がなくなったというのは、よく耳にする話になってきました。

確かに興味はなくなってきたのかもしれませんが、それほどでもないんじゃない?という話

理由①、恋愛が面倒

最近の子は恋愛が面倒と感じている。同性の友達といた方が気楽。人付き合いがそもそも嫌

理由は様々考えられますが、背景には人付き合いが昔より難しくなったということがあると思います。

反対意見

社会性は高まっている

人付き合いが面倒と感じている人が多いのは事実だと思います。しかし、社会性を失ったかというとそうではないと思います。インターネットが普及し、だれとでもインスタントに繋がれる社会ができあがっているので、狭い世界の特定の人にだけに意識を集中するということがなくなってきたのだと思います。

昔は一日に人と出会っても10人以下だったでしょう。すると一人あたりの付き合う密度は必然的にあがります。

理由②結婚率

昔より結婚率がさがっているから、若者は恋愛離れしている。

反対意見

文化が変わってきた

確かに上の世代の結婚率は高いです。これはデータとして事実ですが、その内容はというと、親や上司がすすめたお見合い結婚。まわりのまだ結婚しないの?という圧力に耐えかねてのしぶしぶ結婚です。

今は、結婚していないことに対する風当たりが少ないです。むしろ、ちゃんと恋愛した人と付き合いたいという欲求が増しているからこそ結婚率がさがっているのではないでしょうか。

理由③今の子は草食系

今の子は男が草食系でだらしがないから恋愛しなくなっている

反対意見

女性の地位向上

昔は男性が女性を選んでやっているという社会でしたが、現在は女性が男性を選んでいるという構造になっています。

女性の要求に対応してモテようと頑張るのは、男性の要求に応じようとするより遥かに面倒です。男性の要求なんて、仕事終わりにごはん作ってほしいとか、一緒に寝てほしいくらいなものですからね。

しかし、女性の要求は際限がないので、それに付き合うというのは面倒で仕方ないと感じてしまいます。

だからといって恋愛に興味がなくなったのかというとそうではなく、昔のような体系になれば付き合う男女も増えるでしょう。

昔は男性優位の社会といってしまってよいと思います。

女性が嫌がっていても、ガンガンアプローチしても許されいました。現在は、少しでも嫌がられる行為をしたなら、セクハラだのパワハラだので訴えられて社会的に抹殺されてしまいます。

その人生を台無しにされるリスクを負ってまで女性にアプローチするのは、リターンとリスクのバランスが大幅に崩れています。

勘違いしないでほしいですが、昔の男性優位の社会に戻すべきだといっているわけではありません。事実として女性優位になってしまったら草食男子にならざる負えなくなっているということです。

理由④今の子の恋愛力が低い

恋愛のテクニックなどが欠けているから、付き合うことができないんだ。

反対意見

親世代の人のコミュニケーション能力はどうですか?言わずもがなです。

まとめ

社会的に恋愛をしづらくなっているのは事実ですが、恋愛に興味がなくなったというのは違います。

男性も女性も異性に興味があるのは、古来から変わりません。遺伝子レベルで組み込まれているのですから。

恋愛に対する偏向報道のせいで、異性に興味がある人が浮いた存在として見られます。

恋愛したいという欲求は、昔だろうが今だろうが、女性だろうが男性だろうが、年寄だろうが若者だろうが、ずっと変わらない欲求です。

恥ずかしがらずに主張していきましょう。