物を捨てるのは心の整理。捨てる力があるに越したことはないですが、捨てられないものは捨てられない。
捨てる力が身に付かないのは、力を付ける順番を飛ばしているからです。素人がプロを夢見ても仕方ないのです。まずは中級者を目指しましょう。
結論
捨てない+買わないで
物を大切にする力 と
物が少なくなる恐怖に耐える力 と
物が少なくなることの利点に気付く力 が 手にいれられます。
捨てる力に必要な三つの力
物を大切にする力
物が捨てられない人は物を大切にしていません。
逆説的に聞こえるかも知れませんが、いままで、本当に大切な物をどう扱ってきたか考えてみてください。
乱雑な部屋の中に置いてはいなかったと思います。
もちろん人によりますが、常に使える場所に置く。綺麗に飾る。なくさないように保管する。
大切な物はこのように扱うのではありませんか?
捨てない、買わないことで今あるものを使おうとします。使っているものは大切にします。すると物を大切にする力が培われます。
捨てる力を持っている人は物を大切にする力を持っています。
物が少なくなる恐怖に耐える力
捨てられない人の心理としてよくあるのが、物に囲まれていると落ち着くという心理です。
乱雑な心には乱雑な部屋が一番合うということです。
捨てない、買わないことで徐々に物が減っていきます。すると物が少なくなる恐怖に徐々に慣れることができます。
一日で一気に捨てるとリバウンドします。物が少なくなる恐怖に耐える力がないからです。順番を飛ばさず少しづつこの力を育てていくしかありません。
ただ安心してください。物が少なくなる恐怖はいつのまにかなくなり、物が多くなる恐怖に変わっていきます。常に怯え続けないといけないわけではありません。
物が少なくなることの利点に気づく力
物が捨てられない人は物が少ないことの利点に気づいていません。
物が多い方がお得じゃんと考えを持っています。
集中力が増えるよとか、時間が増えるよと理屈を話しても納得しないでしょう。
物が少なくなることの利点に気づくには実際に感じるしか方法はありません。
しかし、一気に捨ててしまっては、物が少なくなったデメリットとしての「不便」が大きくピックアップされてしまうので、やっぱり物が多い方がいいという考えに拍車がかかってしまいます。
ゆっくり減らして、物が少ない方がお得だと気づけたら大成功です。
まとめ
時間をかけてゆっくりと捨てる力を養ってください。それだけの価値のある力です。
捨てる判断基準を決めるとか、買う判断基準を決めるとか、捨てるかどうか迷ったときの質問とかのテクニックでどうにかできる問題ではないです。
大切なのは自分で自分の心を整理する力を持つことです。