末人の技

自慢のマナーと使い時

自慢って、良いイメージないですよね。けれど、したい気持ちがあるのも事実。その気持ちを抑圧するのも良くないですよね。

自慢が相手の印象を悪くするという事実は本人も分かっている場合が多いです。

けれど止められないなら、
・セルフコントロール力をあげる。
・自己効力感をあげる。
・上手に自慢する
このような対策を取る必要がでてきます。

自慢したいときはどうすればいいのでしょうね。

自慢の効能

自慢は印象を下げるというだけではなく、メリットも存在します。

自慢は有能と思われますし、また、相手を凹ませるのに使うこともできます。

忙しい自慢、寝てない自慢をした場合でも能力が高いと思われるようで。

そのあとに、仕事効率が悪いだけとか、ゲームをして夜更かししただけという情報を与えても、能力が高いという印象は変わらなかった。

それに反して、道徳心のない人間と思われますし、相手から敵認定されます。

自慢の仕方

自分を売り込む場面などでは、自慢なしに売り込むのは難しいです。

例えば、面接などで謙遜ばかりしていても良くないですからね。
自慢をするところでは自慢をしていかないといけません。

証拠がある。または、証拠がばれない自慢をする。

自慢のなかで一番最悪なのが、自慢した後に、それが嘘だったとばれる場合です。

自慢の効能であるところの、能力は低く思われ、道徳心も最低と評価される。

自慢するときは、客観的なデータの裏付けがある場合に自慢するようにしましょう。

自慢は自慢と分かるように自慢する。

自慢には二種類あります。

直接的に自慢と間接的な自慢です。

直接的な自慢とは、「この間、モデルに間違えられちゃった。」ってやつです。

間接的な自慢は、「この辺歩くと、いつもモデルに勧誘されるんだよね。正直うざい」 ってやつです。

加工バリバリの写真なのに、「自分のスッピン可愛くない」とかコメントつけて、SNSであげてるのも、間接的な自慢の典型ですね。

面接等でも、間接的な自慢は、よく見受けられます。

あなたの短所は?と聞かれたときに
「私は完璧主義で、とことん仕事にのめり込んで、周りがみえなくなるときがあります。」
「私は慎重すぎるところがあって、何事も準備を入念にしてから取り組むようにしてます。」

短所を聞いているのに、長所に結びつけようとする、このような受け答えは印象が悪くなってしまうんですね。

お気づきの通り、間接的な自慢の方が直接的な自慢よりも印象は悪い結果になってます。
間接的な自慢はやめて、直接的な自慢をしましょう。

他人と比較、他人をおとしめない自慢

自慢合戦をしているときによく起こることですが、私英語のテストで90点だったよ。
そうなんだ、私は100点だったけど。 的なやつです。

他人をおとしめる自慢は、おとしめる人からの印象はもちろん悪いですが、それを聞いている人からの印象も悪くなります。

他人との比較ではなく、自分と比較した自慢をするのを心がけましょう。

前回の英語のテスト90点だったけど、今回頑張って100点取れた。このように過去の自分と比較した自慢なら、印象の悪さを軽減できます。

自慢を自分からは切り出さない。

自慢は自分からは切り出してはいけません。

自慢がしたいなら、相手からの話の流れで自慢するようにするようにしましょう。

「ねぇ、聞いて私のテストの点数100点だったの」と切り出してはいけなくて

相手から、テスト何点だった?と聞かれるように誘導してから、話しましょう。

例えば、
「先週のテスト、物理の点数悪かったなー、英語の勉強に時間割きすぎたかも」
「英語のテストは何点だったの?」
「100点だったよ」

これでも、嫌な感じは拭えないが、相手が聞いたという事実があるので、自分で切り出したよりは、印象が悪くならないです。

他人から自慢してもらうのが最強

自分からの自慢はどうしても印象が悪くなってしまいますが
自慢のなかで唯一印象をあげる自慢があります。

それが、他人から自慢してもらうことです。

友人から、~さんって、凄く優秀な人だよ。って言ってもらうのが、一番いいわけですね。

自慢する必要がある場面ならば、仲のいい友人から褒めてもらうように頼むのも手。
合コンなどでは、友人同士で褒めあうのもよいですね。

まとめ

どうしても自慢したい場合、自慢する必要がある場面では

客観的な証拠があることを、過去の自分と比較して、直接的に自慢するのがよい。

しかし、ほとんどの場合、能力をアピールするよりも、謙虚さをアピールした方がよい。