10割愚痴を言わないのがいいというのは確かにそうなんですけど、言っていい場面というのもあります。
溜まりにに溜まったものを吐き出す手段として愚痴というのは即効性があり役に立ちます。
沈黙は美徳ですが、溜めすぎて身体と心をを壊してしまうのも悲しいことです。
愚痴を言わないのが9割正解
愚痴を言わないのが9割正解です。
なぜ9割なのか?
それは、愚痴をいっていい条件というものがあるからです。そしてその条件は満たしづらいからです。
その条件とは
「気分が落ち着くなら言っていい」です
あなたがする愚痴は気分が落ち着いていますか?
愚痴をこぼしたはいいけれど、
怒りを再確認して怒りの感情がさらに強くなった。
話している相手に正論を言い返されて腹がたった。
話したその場はよかったが、後で思い返すと言わなければよかったと後悔した。
後日、言いふらされないか不安になった。
こんなことが茶飯事だと思います。
一時的には感情を吐露できたのでスカッとできたかもしれませんが、心が落ち着かないと意味がないどころか、相手に嫌な気持ちをさせただけです。
それなら黙っとけっていうのが結論です。
愚痴をいった後に「愚痴を聞いてもらって落ち着きました。ありがとう」といえる愚痴はありましたか?
1割の愚痴
愚痴を言っていい条件は
「気分が落ち着くなら言っていい」とお伝えしました。
それは言い換えると
「自分の話を聞いてくれる人なら言っていい」です。
自分の話を受け止めてくれるひとならば、あなたの心が落ち着くことができるからです。
あなたのことを大切にしてくれて、あなたに心理的安全を与え、あなたの愚痴を自分の意見を挟まずに理解し共感してくれる人に対してなら愚痴をいってもいいのです。
で、そんなことをしてくれる人は稀でしょう。
なので9割は言わない方がいいのです。
人は傾聴の訓練を受けていません。
相手の話を聞くスキルをもっている人はあまりいません。
愚痴というのは、大概がお互い様なことがおおいです。100%相手が悪いなんてことはないです。
話し相手が思慮深い人なら「相手もそんなに悪くないんじゃない?」って言ってきます。
それは、あなたの求めているものではありませんよね。
その意見を聞いても納得できるわけもなく、怒りが収まることはないですから。
相手が100%悪いよって共感してくれる馬鹿な人なら、そもそもあなたの話を聞いてもいません。
仮に相手が聞くスキルを持っていたとしても、あなたの感情はどうでしょう?
愚痴を言ってしまった相手に後日「愚痴を言わなければよかった」と後悔していませんか?
聞くスキルを持っている人は心優しい人が多いので、特にそういう感情になる人はいます。
・あなたが安心して、愚痴を言っていいと思える相手
・愚痴を言うことに後ろめたさを感じない相手
・自分の意見を挟まず共感してくれる相手
・自分のことを慰めてくれる相手
であれば、愚痴を言っていいということになります。
間違っても飲みの席の同僚とかに言うものではありません。
どうしても吐き出したいならお金を払ってカウンセラーにいいましょう。
カウンセラーは愚痴聞きのプロです。